この記事では、掛け捨てで割安な保険料で死亡保障を準備できる定期保険について解説します。
たくさんある死亡保障なので、どう備えたら良いか分かりにくいとよく聞きます。
また、保険料が家計の負担になりすぎるのも困ります。それを解決できるのが定期保険です。掛け捨て型で割安な保険料で万が一に備えることができるので、上手に利用して不安を解決しましょう。
定期保険とは
具体的に定期保険とは、10年や20年ごと、または60歳までや80歳までなどの一定期間死亡保障持てるものです。最長で90歳までの保障が持てます。
”定期”という漢字自体に意味があり、電車やバスなどの”定期券”と同様の意味合いを持ち、一定期間有効な保障という意味合いの保険です。
支払った保険料が戻ってこない”掛け捨て型”で、支払う保険料の十数倍の保障を持てるので、家族を持っている場合の遺された家族の生活費やお子様への教育費への備えとして、一定期間割安な保険料で大きな保証を持てるのが最大の特徴です。
定期保険 特約
「非喫煙者割引」や「健康体割引」などが使える方には更に割安で加入できる定期保険ですが、特約として「就業不能状態」「ストレス性疾患」に対する備えが上乗せできる商品も登場してきました。選択の幅が広がり益々魅力的になりました。
定期保険 メリット デメリット
保険料がさらに引き下げられ割安感が増し魅力的な定期保険ですが、メリットだけではありません。
デメリットとしては、最長90歳までで保障が終わってしまうことです。平均寿命が延びこれからも一層長生きになる事が予測されていますので、保障期間が終わった後亡くなることも考えられます。
ですので、その解決策として、定期保険はあくまでも遺族の生活費とし、最期の費用は別に準備するということが考えられます。
方法としては、①葬儀費用などを貯蓄で備える。②終身保険など一生涯の保障を持っておく。終身保険については、次の項目で見ていきましょう。
定期保険と終身保険 比較
定期保険と終身保険を比較すると、同じ死亡保障ですが違いが多々あります。
保障期間が一定期間に限定される。掛け捨てなので、割安な保険料で大きな保証を準備できる定期保険。
保障期間が一生涯で、貯蓄性があり保障以外の積み立て部分にも保険料が充当されるため保険料に対して保障が大きく持てない終身保険。
どちらが良い悪いではなく、用途に合わせて選択するのが良くて、更に言うならば葬儀費用として終身保険で200万円程を備え、老齢年金受給開始までや子供の独立までなどの期間を定期保険で、遺された家族の生活費に備えるという組み合わせが無駄なく安心できる備えかと思います。
定期保険 いくら必要 いつまで必要?
では、定期保険をいくらの保障を、いつまで準備すればよいのか?
先ずはいくらの保障を検討する上で公的保障の「遺族年金額の算出」を行います。これがいわゆる”収入”に匹敵し、”支出”は遺された家族分の生活費を算出することで、”不足分”が見えますので、その不足分を定期保険で保障することで”いくら”備えるかが出ます。
いつまでは、先述の通り年金受給開始までやお子様の独立までなど”不足分”が大きい期間だけと割り切って備えるのが良いと思います。
定期保険 選び方
定期保険 おすすめ 男性
うちは未だ子供が小さいから当面定期保険で備えた方が良い気がしてきました。
うちにおすすめの定期保険ってどんなのですか?
そうですね。定期保険で遺された家族の生活費や教育費に備えるのは良いと思いますよ。
まだお若いので「働けない状態」もカバーする特約を付けた定期保険がおすすめです。
定期保険 おすすめ 女性
私は、夫婦共働きですが、子供は独立しました。そんな私には定期保険はいらないのでは?
なるほど。お子様はすでに独立されたのですね。お子様への教育費や生活費は考えなくてよくなりましたね。
ご主人様と共働きということなので、奥様の収入が家計に占める割合が高ければ、奥様がなくなってしまった際に遺されたご主人様が困ってしまうことが予想されるため、その分の備えを保険料の割安な定期保険で備えるというのも安心できます。
逆に家計に占める割合が低いようであれば定期保険は要りませんね。
定期保険 格安 最安 保険料の目安で選ぶ
月額保険料目安としては、非喫煙者 10年間の保障期間を最安レベルで試算
30歳男性 | 40歳男性 | 50歳男性 | |
10年保障 1,000万円 | 970円 | 1,640円 | 3,290円 |
10年保障 2,000万円 | 1,940円 | 3,280円 | 6,580円 |
まとめ
この記事では、定期保険とはどういったものか?から始まりメリットとして割安な保険料で大きな保証を持てることをお伝えし、デメリットとして最長で90歳までで保障が終わってしまうことから最期の保障としては不安があることをお伝えしました。
そのデメリットの代替案として、貯蓄で備える案、終身保険を最期の保障とする案を提案しました。
ご自身のご家族構成により、必要な保障額などの試算が違いますので一度プロによる試算・設計をおすすめします。この記事が参考になれば幸いです。
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